2026年5月、ハイブランドの値上げ加速が止まりません。ルイ・ヴィトンは5月11日に全商品平均約4%値上げ、シャネルは1月にマトラッセ25が190万円台に到達、エルメスも2月1日に平均9%の大幅値上げ。3大ブランドが揃って値上げに踏み切る異例の年です。この記事では2026年5月時点の最新価格動向と、これから買う人・売る人それぞれの賢い戦略を整理します。
結論:3大ブランドの値上げカレンダー(2026年)
| ブランド | 値上げ日 | 値上げ率 | 代表モデル新価格 |
|---|---|---|---|
| シャネル | 2026年1月 | 平均3〜5% | マトラッセ25:190万円台 |
| エルメス | 2026年2月1日 | 平均9% | バーキン30:250万円超 |
| ルイ・ヴィトン | 2026年5月11日 | 平均約4% | ネオノエBB:35万円台 |
「買うなら値上げ前」が鉄則ですが、3ブランドとも今年の値上げは既に実施済み。次の値上げを待つより、現時点の価格で買うか、中古市場で割安に手に入れる方が現実的な選択肢になります。
各ブランドの最新値上げ詳細
ルイ・ヴィトン|2026年5月11日、全商品4%値上げ
5月11日(月)に全商品で平均約4%の価格改定を実施。ほぼ全アイテムで3〜5%前後の値上がりが確認されています。人気モデルでは、キャリーオールNM PMが約2万円アップ、ネオノエBBは1万円超のアップ。ルイ・ヴィトンは2020年以降ほぼ毎年値上げを続けており、2026年もこのペースが継続する公算が高いです。
シャネル|マトラッセ25が190万円台に
2026年1月の価格改定で、マトラッセをはじめとするバッグ類が引き上げられました。マトラッセ25の定価は190万円台に達し、2020年の同モデル定価(約100万円)から実質1.9倍。シャネルはここ数年で最も積極的な値上げを続けており、一部アイテムは5年前の2倍近い価格になっています。
エルメス|2月1日、平均9%の大幅値上げ
2026年2月1日に平均約9%の値上げを実施。バーキン30は250万円台、ケリー28は280万円台に到達しています。エルメスは比較的緩やかな値上げ傾向でしたが、2026年は円安と原材料コスト高騰を受けて他ブランドより大幅な改定となりました。それでも入荷待ち・予約数年待ちが続く異常な需要状態です。
なぜ値上げが止まらないのか|3つの理由
理由1:円安の継続(1ドル150円台)
ハイブランドの価格設定は本国(欧州)通貨ベース。1ドル100円時代と150円時代では、同じユーロ価格でも日本円換算で1.5倍の差が出ます。為替が戻らない限り、日本国内価格の値上げは続きます。
理由2:原材料・人件費の高騰
レザー素材(特にクロコダイル・希少エキゾチック)の原皮価格は世界的に上昇傾向。職人の人件費も欧州全体で上昇しており、製造原価そのものが押し上げられています。
理由3:ブランド側の価値維持戦略
ハイブランドは「希少性=価値」のブランドビジネス。安易に値下げをすると、ブランド価値が毀損するため、原価が上がらなくても値上げを続ける構造があります。シャネルが特にこの戦略に積極的です。
買う人の戦略|3つの選択肢
戦略1:欲しいときが買い時(待っても安くならない)
「もう少し下がってから」と待っていても、2026年現在は下がる気配がありません。むしろ次の値上げで更に上がる可能性が高い。本当に欲しいモデルなら、現時点の価格で買うのが結果的に最安です。
戦略2:中古市場で同じモデルを安く
定番モデルなら中古ECで新品の50〜70%、状態の良い「未使用品」「Sランク」なら70〜85%で手に入ります。コメ兵・ブランドオフなどの大手中古ECは鑑定済みなので安心です。
戦略3:並行輸入で10〜20%安く
並行輸入業者なら同じ新品が10〜20%安く買える可能性があります。正規保証がない点だけ理解した上で、信頼できる業者を選んでください。
売る人の戦略|今が史上最高値の可能性
値上げの裏返しとして、中古買取相場も連動して上昇しています。特にエルメス・シャネルの定番モデルは、新品価格の上昇に引っ張られて中古相場も右肩上がり。「いつか売ろう」と思っていたバッグがあるなら、2026年は史上最高値で売れる可能性があります。
| モデル | 2024年買取相場 | 2026年買取相場 | 上昇率 |
|---|---|---|---|
| エルメス バーキン30 | 180〜300万円 | 200〜400万円 | +15〜30% |
| シャネル マトラッセ25 | 90〜130万円 | 120〜170万円 | +30%前後 |
| ヴィトン ネヴァーフルMM | 12〜20万円 | 15〜25万円 | +25% |
値上げに強いブランド・モデル
値上げ局面で「資産価値」が落ちにくいモデルには共通点があります。
- エルメス バーキン・ケリー:新品定価より高く売れる唯一無二のリセール力
- シャネル マトラッセ:定番モデルで需要が安定。中古相場も新品連動で上昇
- ルイ・ヴィトン キャリーオールNM PM:2026年新品相場の75%が買取目安・高残価率
- ボッテガ カセット(ダニエル・リー期):廃番モデルでもプレミア価格
- セリーヌ ラゲージナノ(フィービー期):再評価フェーズで相場上昇中
よくある質問
2026年中にまた値上げはありますか?
各ブランドとも年1〜2回の値上げが恒例化しています。シャネルは年2回(1月・夏前後)、ルイ・ヴィトンも年2回ペース、エルメスは年1回(2月)が定例です。2026年後半に2回目の値上げが入る可能性は十分あります。
並行輸入は今後も安いままですか?
並行輸入価格は海外正規店の価格+輸入コストで決まります。為替が円安方向に動けば並行輸入も値上がりするため、「並行輸入だから安心」とは限りません。為替動向の影響を直接受けるのが並行輸入です。
中古市場の値上がりはいつまで続きますか?
新品価格の上昇が止まらない限り、中古相場も連動して上がり続ける可能性が高いです。逆に新品が値下げに転じたら中古も下落する構造なので、現状は「中古も買い時を逃したら高くなる」状態。
どのブランドが最もリセールバリュー高いですか?
2026年5月時点では、エルメス(バーキン・ケリー)が圧倒的1位、シャネル(マトラッセ)が2位、ルイ・ヴィトン(定番モノグラム)が3位の順。新品が値上げを続けるブランドほど、中古市場のリセール価値も高くなります。
値上げ前の予告は出ますか?
ブランドからの公式予告は基本的にありません。買取業者やSNSで「値上げ情報」が出回るのは、改定日の1〜2週間前から数日前。確実に値上げ前に買いたいなら、年初・年央のタイミングを意識して動くしかありません。
まとめ
2026年5月、シャネル・ルイ・ヴィトン・エルメスの3大ハイブランドが揃って値上げを実施。買う側は「待っても安くならない」前提で動き、売る側は「史上最高値の可能性」を活かして判断するのが2026年の合理的な戦略です。中古市場・並行輸入の活用で、ハイブランドの値上げ局面でも賢い買い方は十分可能です。
