革の等級と品質の見方|フルグレインレザーとは

革の等級と品質の見方|フルグレインレザーとは

革製品の説明で「フルグレインレザー」「本ヌメ」といった言葉を見て、品質の違いが気になったことはないでしょうか。この記事では、革の等級と品質の見方を、初心者にもわかるように解説します。

結論として、革の品質は「革のどの層を使っているか」と「銀面(表面)をどれだけ生かしているか」で大きく変わります。最上位はフルグレインレザーで、革本来の強さと表情をそのまま生かした革です。

革は「層」でできている

一枚の革には厚みがあり、断面を見ると層に分かれています。表面に近い側ほど繊維が密で丈夫、内側(床面)にいくほど繊維が粗くなります。

革の品質を理解する第一歩は、「製品がどの層を使っているか」を知ることです。表面側を使った革は丈夫で美しく、内側だけを使った革(床革)は強度が落ちます。

革の等級|表面の生かし方による違い

革は、表面(銀面)の扱い方によって、おおまかに次のように分けられます。

等級特徴品質の目安
フルグレインレザー表面を削らず、革本来の銀面をそのまま使う最上位。丈夫で経年変化も美しい
トップグレインレザー表面を薄く削り、加工して整える上質。均一で扱いやすい
スプリットレザー(床革)革の内側の層を使う強度は劣る。表面加工されることが多い

フルグレインレザーとは

フルグレインレザーは、革の表面(銀面)を削らず、そのまま生かした最上位の革です。

表面を削らないため、革本来の繊維の強さがそのまま残り、丈夫で長持ちします。また、銀面に残る自然な毛穴やシボ(しわ模様)が、経年変化とともに美しい表情を見せます。ヌメ革の多くもフルグレインです。傷や水シミがつきやすい面はありますが、「本物の革を育てたい」人に最も向く革と言えます。

床革(スプリットレザー)に注意

床革は、革を厚み方向に分けたときの「内側の層」を使った革です。価格は抑えられますが、表面側に比べて繊維が粗く、強度が劣ります。

床革の表面に樹脂加工をして、見た目を本革らしく仕上げた製品もあります。「本革」と表示されていても、それが丈夫な表面側なのか床革なのかで、耐久性は変わります。長く使いたいなら、フルグレインやトップグレインを選ぶのが安心です。

品質を見分けるポイント

店頭で革の品質を見るときは、次の点が手がかりになります。

  • 表面の表情:自然な毛穴やシボがあるか。均一すぎる表面は、削って加工した革や床革の可能性。
  • 断面(コバ):繊維の詰まり方を見る。密に詰まっているほど丈夫。
  • 厚みとハリ:しっかりした厚みとコシがあるか。
  • 表示の確認:「フルグレイン」「本ヌメ」などの記載があれば品質の手がかりになります。

よくある質問

フルグレインレザーとは何ですか?

革の表面(銀面)を削らず、そのまま生かした最上位の革です。革本来の強さと自然な表情が残り、丈夫で経年変化も美しいのが特徴です。

「本革」と書いてあれば品質は高いのですか?

必ずしもそうとは限りません。同じ本革でも、丈夫な表面側を使ったものと、強度の劣る床革とでは耐久性が違います。等級や革の種類まで確認すると安心です。

床革(スプリットレザー)は買わない方がよいですか?

悪い革というわけではなく、価格を抑えられる利点があります。ただし表面側の革より強度は劣るため、長く使いたい製品には、フルグレインやトップグレインが向きます。

フルグレインとトップグレインの違いは?

フルグレインは表面を削らず革本来の銀面を生かした革、トップグレインは表面を薄く削って加工し、均一で扱いやすく整えた革です。フルグレインの方が上位とされます。

店頭で革の品質はどう見分けますか?

表面に自然な毛穴やシボがあるか、断面(コバ)の繊維が密に詰まっているか、しっかりした厚みとハリがあるかを見ます。表示に等級の記載があれば手がかりになります。

まとめ

革の品質は、革のどの層を使い、表面(銀面)をどれだけ生かしているかで決まります。最上位はフルグレインレザー。「本革」表示だけで判断せず、等級や革の種類まで見ると、本当に長く使える革製品を選べるようになります。

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